ADHDと小児はり

最近、ADHDと認定された小学生が、小児はりにやってきます。

SLが大好きな子で、いつも熱心にSLのことを教えてくれます。
将来はSLで有名な某鉄道会社に入社し、自分で整備をして不動になった機関車をふたたび走らせたいそうです。
ステキな夢です。

鍼灸師ができることは微々たるものかも知れませんが、できる限りのサポートをしていきます。
そうして、この子に夢を叶えて幸せになってもらいたい。

ADHDは、病気というより「個性」だと思っていますので、特別に何か変わったことはしません。
大人と同じように脈、舌、腹、あとは目の雰囲気や言動などを逐一チェックしながら、全身に小児はりをおこないます。

小児はりは、わたしが学生時代から学んできたもので、関西では江戸時代からあるポピュラーな鍼術です。
鍼を刺さず、皮膚にチョンチョンとあてたり、ササッと撫でたり、ポンポンと叩いて、体に振動・刺激を与えて身体の機能を目覚めさせるようにおこないます。

人の身体の周りには「衛気(えき)」と呼ばれる「気のバリア」があります。
それに触れて、それを動かして、中の営気、経気、臓腑気など、内部の気を連動させるようにします。

かん虫夜泣きおねしょ食欲不振アトピー性皮膚炎先天性股関節脱臼小児麻痺脳性小児麻痺ダウン症自閉症スペクトラム、そうしてADHD
今までに色んな個性をもった赤ちゃん、子供が来てくれました。
最初は怖がる子供も多いのですが、いちど小児はりをすると喜んでくれます😀

落ち着きのない子供が、だんだんとお母さんのいうことを聞くようになったり、諦めていた子供の麻痺が少しずつ動くようになったり、そういう経験もたくさん積んできました。

お灸ができる子供には、お灸もします。

昭和の灸名人は「小児の病には身柱と命門に灸をしなさい」と伝え残しました。

自宅でのケアとして、この2つの経穴にお灸をされることも良いと思います。

ただ、子供(特に多動の子)はじっとしているのが苦手なので、棒状の灸で温めるのも良いです。

SL好きの子は、小児はりをすると「気持ちいい」と言ってくれます。

回数を重ねると、皮膚の感受性もますのか「くすぐったい」とモゾモゾしながら笑っています。

くぐったいけれど、終わると気持ちが良いのですね。

いい感じです。

最初は鈍い神経活動も、活性化してくると敏感になってきます。

この「くすぐったい」の先に「気持ちいい」が生じます。

そうするうちに、身体の機能も活発化して成長が促進されます。

子供の症状でお悩みのお母さん。

小児科での治療と並行して、小児はりを受けてみませんか。

お気軽にご相談ください。

今からの季節に、親子で役立つおすすめ養生法を3つ。

1つめは足湯。

熱めのお湯に、くるぶしの上ぐらいまで足を20分つけましょう。

冷めてきたら差し湯をし、ぼーっとのんびり音楽でも聞きながら足湯をし、秋の夜長を楽しんでください。

2つめはネックウォーマー。

足湯で温まったあと、ネックウォーマーをして寝ましょう。

首を保温することで、朝起きたときの首のこり、肩のこり、のどの乾燥感、風邪の予防などなどに良い効果があります。

3つめは、軽い運動とセルフマッサージ。

筋肉、関節を動かすことは血流やリンパ流を促進させてくれます。

また、こまめに指や顔、耳なんかもマッサージしてください。

背骨の両際を軽くマッサージするのもおすすめ。

こういうことだけでも、症状が緩和していくことは少なくありません。

おためしください。

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漢方薬担当の小林香里と鍼灸担当の山本浩士。

夫婦二人三脚で臨床にあたっている、小さなお店。

定休日は月木金。

ちょっと休みが多いのですが、オンライン漢方相談を活用しながら、予約制でのんびりやっています。