秋の乾燥には『雪梨銀耳湯』

こんにちは。漢方薬担当のかおりです。

近頃、手がカサカサ、顔がカピカピするような感じがして、久々に作った梨と白木耳の一品。

春夏出番がなく、自宅に大量にある白木耳を消費すべく、薬膳マルチポットで手抜き煮込み。
一緒に棗、枸杞、氷砂糖、陳皮も入れて煎じました。

梨と白木耳、枸杞の相性はとっても良く、どれも肺を潤すもの。
漢方で言う肺とは、鼻や喉などの呼吸器だけでなく、皮膚や大腸も含みます。乾燥が苦手な肺にとって、潤いは必須。風邪の予防にもつながります。

中国の歴史ドラマにも雪梨茶(湯)←梨を似た甘いスープはよく登場します。
中国大陸は乾燥しているので、肺病が多いのです。
よくあるシーンが、皇帝や皇后が肺陰虚で咳込んでいる時、梨のスープを侍女が作って飲ませてあげるというシーン。

昨年末、夫婦揃ってインフルエンザにかかる、という大失態をおかしているので、今年は肺を潤してより一層養生しなければヽ( ̄д ̄;)ノ=3

しかし、潤してばかりだと、痰湿(水毒)を招き、身体が重だるくなったり、痰が増えるので、痰切り効果のある陳皮を一緒に加えるのがおすすめです。
棗は、滋養強壮に良く、諸薬の調和に。

白木耳、なつめ、クコ、陳皮は全て和氣香風で販売してます。
秋の潤い対策にぜひお試し下さい(*゚∀゚*)