こんにちは!
漢方担当のかおりです。
今日はPTSDの事例をご紹介します。
アメリカで生まれ育ち、現在日本で暮らすAさん。
子供の頃に受けた大きな心の傷が、後にPTSD(心的外傷後ストレス障害)となり、毎日「死にたい」と思う日々を過ごされてきました。
病院で抗不安薬等を出されて服用するもPTSDはなかなか改善されず、彼女は毎晩悪夢にうなされ、朝、涙を流して起きる日々は変わらず。
ある時、病院でツムラの加味逍遙散を処方され、飲んでみたら「何となくスッキリしていい感じ」と。
しかし、毎日死にたくなる絶望感と涙いっぱいで朝を迎える日々は相変わらず。
そんな彼女が和氣香風で漢方薬を服用をはじめてちょうど3週間。
鬱症状の軽減と、睡眠の質が良くなり、朝起きたら涙を流している、という症状も落ち着いているとのこと。
彼女は漢方薬がとても気に入り、
「一生飲んでも良い!」と書いておりますが、
私としては
いやいやいや、漢方薬を必要としないくらい、健康にするのが私の仕事。
改善してきても最低3ヶ月は服用し、その後漢方薬を減らしていきましょう!
とお伝えしました。
【小林の見解】
ツムラの加味逍遙散を服用して、まあまあ良いということは、つまり治法として疏肝理気は悪くはない。
しかし彼女の症状は、もはや肝から心へとっくに移っているので、当店では、安神薬を選定致しました。
こんなに早く快方へ向かうとは私自身も驚きです。
油断せず、今後彼女が心身健康的に生きていけるように引き続きサポートしていきます。