漢方薬としての桑の話

2018年6月に、夫婦で飛騨高山へ遊びに行きました。

その時、朝市で「山桑(ヤマグワ)」の苗を見つけ、自宅マンションのベランダで育ててきましたが、今年に入ってついに実がついてきました!!!

嬉しいですね😄

今日は、そんな桑の話を少し。

 

《桑の皮と漢方薬》

古来、桑の皮を「桑白皮(そうはくひ)」と呼び、お薬として使ってきました。

桑の皮

そこで使われるのは「マグワ」ですので、我が家にある「ヤマグワ」とは品種が異なります。
(かつて日本では、このヤマグワをマグワの代用として使ったこともあるそうです。)

桑白皮は、「」の性質を持ち、
◇瀉肺平喘
◇利水消腫
の作用があります。

他の生薬と組合せられ、「清肺湯」や「五虎湯」といった漢方薬の構成薬として使われています。

ちなみに清肺湯は、「ダスモック」という商品名で、ドラッグストアで見かけることもできます。

主に、寒の作用で肺の熱を冷まし、利水作用で肺の中の水、痰などを排出させる作用があり、肺や気管支の熱、咳、呼吸困難、喀血、肺の水腫といった呼吸器疾患によく用いられます。

 

《桑の実で滋陰》

桑の実は「桑椹(そうじん)」「桑椹子(そうじんし)」と呼ばれ、食薬として用いられます。

皮と同じく「」の性質を持ち、
◇滋陰補血
◇生津
◇潤腸通便
といった作用があります。

陰血不足からくる「めまい」「目のかすみ」「耳鳴り」「白髪」「失眠(不眠)」といった症状の予防や緩和に使います。

また、津液を増やす作用から「口渇」に、また腸を潤すことから乾燥気味の便、便秘などの改善にも良いですね。

昨年は実らなかったのですが、今年はたくさんできそうです。
コロナ騒動で、自宅でゆっくりする時間が増えたおかげで、植物を育てる時間が増えて、これはこれで楽しくなってきました。

そろそろ、ある生薬の種を撒いてみようかな・・・
うまく育てば、また報告します😀

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