These are “wakanyaku”that is traditional Japanese herbal medicine.
Good for gastrointestinal and liver.
和漢薬とは、日本古来の薬草などで作られた伝統薬の総称です。
●吉野の陀羅尼助丸(奈良)
●木曽の百草(岐阜)
●越中の反魂丹(富山)
●伊勢の萬金丹(三重)
4つとも胃腸薬ですが、成分が異なるので効果も少し異なります。
陀羅尼助丸と、百草は「黄柏(オウバク)」を主体として作られているため、主成分のベルベリンの作用が強く働きます。
ベルベリンには、抗菌・抗炎症・中枢抑制・血圧降下などの作用があり、西洋薬にも使用されています。
キハダという樹木の樹皮を「黄檗(オウバク)」と言い、それを加工して乾燥させた生薬を「黄柏」と呼びます。
オウバクは解毒力が高く、抗炎症、抗菌したい時に使用されます。
反魂丹は、牛胆(昔は熊胆)を主とし、黄蓮(オウレン)などが含まれています。
オウレンもベルベリンが主成分なので、陀羅尼助などと同じ効果が期待できますが、作用の強さはオウレンが上です。
そこに熊胆を主に配合し鎮痛、消炎、鎮静作用を更にアップさせたものが反魂丹です。
これらは、どちらかと言えば痛みや症状の強い実症、熱症向けです。
萬金丹は「阿仙薬(アセンヤク)」が主体です。
阿仙薬はガンビールノキという植物を加工した生薬で、タンニン等を含み、正露丸や仁丹などにも配合されています。
やはり胃腸薬で、消炎効果がありますが、上記のものと比べると緩やかです。
さらに、ケイヒやチョウジが配合されているので、どちらかと言えば虚症の人で、冷えている人に向いています。
胃腸薬と言っても、中身が異なるので使い分けが可能です。
あと、陀羅尼助と反魂丹は、飲み過ぎの方にもピッタリです。
その中でも陀羅尼助は、わざわざ遠方から買いに来られる方が多い人気商品です。
関西のローカル薬を、東京で知っている人がいるのに驚きです!!
他にも、伊賀の忍術丸、京都の六神丸など和漢薬を色々と置いていますので、ぜひ一度見に来てください^_^
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今日紹介した和漢薬の値段は、種類やサイズによって異なりますが、800円〜2500円(税別)です。
– くま先生 –