前立腺癌の改善例

令和四年が始まりました。
今年は、漢方薬と鍼灸の知恵を応用させながら、少しずつ新しいことも始めていく予定です。
そんな和氣香風を、どうぞ宜しくお願い致します。

– 前立腺癌の改善例 –

昨年12月中ば、「癌」の施術をしました。
承諾を頂きましたので、少しだけ症例を報告させていただきます。

60代男性、前立腺癌。

ご本人は、詳しいことを把握されていませんでしたが、話を伺うと骨転移をしているとのことでした。
骨転移をしているということは、末期に分類されるかも知れません。
ただ、それ以外の転移、遠隔転移などはないようです。
そのほかにも、頻尿などの症状がみられますので、その辺を総合的に施術しました。
鍼:曲骨、胞肓
灸:三陰交、絶骨、次髎
その他:衛営の調整
(施術自体は30分ほど)

癌は、生活習慣が大きく影響しますので、家でできるセルフケアが一番大事です。
そこで、腰を回す体操を指導。

あとは、腫瘍や炎症に良い「白花蛇舌草」をおすすめし(和氣香風で販売中)、毎日服用するよう指示。
「白花蛇舌草」について↓↓
https://kakikofu.com/knowledge/kampo/ウイルス感染症と食薬/

そうして、年末に嬉しいご報告を頂きました↓↓

 

漢方医学では、「癌は気血の流れが悪いから発症する」と考えます。
つまり、気血の流れさえ改善すれば、腫瘍は改善しやすいものです。
実際に、和氣香風でもこのような改善例はいくつもあります。

そうして、なにもこれは癌だけの話ではありません。
私の師匠には「癌も腰痛も、やること(治療)は大して変わらない」と教えられてきました。
気血が流れるということは、経絡脈、血脈、神経、リンパ、筋骨格系、そういうものも疏通していきます。

そうすると、あとは身体の力で治っていくものです。
「通れば病まず、通らなければ病む」
これは、漢方医学の原則のひとつです。
癌でも難病でも、諦める必要はないと思ってやってきました。
生きていれば、治る可能性は十分にあります。

今回の方は、これで終わりではなく、ここから始まりです。
治ったわけでもありませんからね。

生活習慣のせいで、再発する例もありますので、施術はもちろんですが、養生法の指導にも力をいれていきます。

和氣香風鍼灸担当 山本浩士