鍼灸について
日本の鍼灸
日本の鍼灸は、飛鳥・奈良時代の頃に遣隋使や遣唐使を通して、大陸から渡来した医学体系のひとつです。
鍼と灸によって経穴を刺激し、体にスイッチを入れ、経絡脈という気血の通り道を疏通させ、その人が持っている生命力・治癒力などを活性化させ、病の治癒、予防などを目的としていきます。
肉体には、感覚受容器と呼ばれる装置が備わっています。 寒暖、圧力、動作、痛み、こう言ったものを認識するための装置です。
鍼灸は、この感覚受容器(特に侵害受容器)を刺激し、そのスイッチを入れることで脳神経を刺激し、自律神経・末梢神経・運動神経などの機能を回復させる技術ともいえます。
漢方鍼灸の併用
鍼灸が外科なら、漢方薬は内科です。
和気香風は漢方薬店と鍼灸院を併設していることから、内外からのアプローチをすることが可能です。
治療を基本とした
養生サポート
痛みや麻痺、動作不全、病気などがあると、肉体的にも精神的にも元気がなくなります。 そうすると、生活、趣味、仕事、人間関係、さまざまな社会活動にも支障が出やすいものです。
痛みや動作の改善をさせることで、ADL(日常生活動作)がより良いものになります。 そうすると、趣味や仕事に対する取り組みも変わってきます。 つまり、肉体が健全になることで精神的にも健全になる、ということです。 これはQOL(生活の品質)を高めることにもつながっていきます。
病気や痛みがあればそれを治し、健康であればより元気になるように努める。 こうしたことを漢方では「養生」と言います。
和氣香風では、治療を基本としながら、養生サポートにも取り組んでいます。