ハワイ在住の日本人鍼灸師をはじめ、いろんな州から集まった鍼灸師5名。
両国にある「江島杉山神社」のレンタルスペースでレッスンです。
ここは、日本独自の「管鍼」を広めた杉山和一検校が、5代将軍徳川綱吉から土地を賜った跡地で、今は神社になっています。
話には聞いていましたが、初めて来ました!
来る縁がやっとできましたね。
明後日まで、ここでいろんな先生を招いて「お灸」「テイ鍼」の講習があるそうなんで、僕は「鍼灸師の身体作り」をテーマに話と実技講習をしました。
日本の鍼の歴史
日本と中国の鍼の違い
僕の修行談
その辺の話を中心に、「鍼を打てる身体」「経絡をわかる身体」を作る実技を公開しました。
鍼術とドライニードリングの違い
現代医学と伝統医学の違い
鍼でどうやって疾患を治すのか?
なぜ鍼で治るのか?
といったポイントも伝えてきました。
気功
按腹術
接触鍼術
ポイントはとてもシンプルで地味なんで、面白味は無かったかも知れませんが・・・
僕が学んできた中で、かなり重要なポイントをたくさん公開させて頂いたので、何か掴み取って頂ければ嬉しいですね。
参加者の皆さんから、アメリカ各地のお土産を頂きました。
ありがとうございます!
講習会のあと、この近くに「吉良邸跡」があるのを発見し、せっかくなんで立ち寄ってきました。
播州赤穂の志士たちが、主君の仇討を果たした場所。
僕は摂津人ですが、播州赤穂はおなじ兵庫県。
僕の学んでいる古武術は、播州赤穂藩と姫路藩に伝わった流儀。
なにかと播州には縁があるので、たまたま見つけた場所でしたが感慨深いものがありました。
今日はアメリカ人鍼灸師への講習会のために両国へ来ましたが、歴史に触れる1日でもありました。
東京は、江戸の匂いがまだ残っていて面白いですね。
台風が去ったら、史跡散策に出たいと思います。