スペイン人研修生

2023年5月。

スペインでTCM(中国政府が近代に整理・定めた中医学)を勉強中の女性が、日本鍼灸術に触れるため和氣香風へ来られました。

スペイン人はお初なので、ちょっと楽しみでした。

スペインの学校は4年制で、1年目は解剖学や生理学、中医基礎理論などを勉強。

2年目は鍼灸、3年目は薬学・薬膳学、4年目は総合的に学ぶそうです。

この方は2年生で、今はTCMの鍼灸を練習しているというので、日本の鍼灸の歴史、中医鍼との違い、その辺りの話と実技指導をおこないました。

たった数時間の研修では何かを身につけるには至らないでしょうが、肌で触れて体感しておけば未来にきっと役立ちますよ。

日本初来日で、東京の街の大きさ、地下鉄の凄さなどにとにかく驚いたそうです。

そうして、やはり安心して街が歩けると言っていました。

どんどん国際化が進み、海外からの移住者、旅行者も増えて行く時代だからこそ、安心や安全、親切さというのは日本の良いところとして、守っていきたい部分の一つですね。

そんなことを感じさせてくれる、とても良い時間でした。

研修後は、京都や和歌山、木曽路などを旅して周り、帰国されるそうです。

いっぱい旅をして、おいしいものを食べて、日本を感じて帰ってほしいです。

来年は3年生になり、中医薬学や薬膳学を勉強し始めるので、来年は漢方の勉強に来ます!

と嬉しいことを言ってくれました。

また来年会いましょう!!