イタリア出張2024

2024年9月、イタリアのジェノバへ出張してきました。
2019年10月を最後に、2020年からコロナ騒動で海外出張も休止。
今年に入って、ようやく海外出張が再開しました。
まず6月にポーランド。
https://kakikofu.com/knowledge/ポーランド出張2024/

そうして9月23日出国→10月2日帰国というプランで、イタリア北部のジェノバへ。
今回は本当に色々と大変でしたが、とても有意義な出張になりました。

今回の飛行機は、ターキッシュエアラインを使ってまずトルコのイスタンブールへ。そこからイタリアのミラノ。空港で友人と待ち合わせて、車でジェノバへ移動する、そういう計画でした。

しかし、出張の前日にイタリアの友人から、イスタンブールからミラノへ飛ぶ予定の飛行機がキャンセルになったと連絡が。
「え?前日にいきなりキャンセル??」
友人たちが航空会社に掛け合ってくれて、なんとかミラノへ飛ぶ別便に振り替えることができました。

その結果、イスタンブールで16時間以上の待機時間が発生。16時間はさすがに長すぎるやろ・・・ということで、人生初のイスタンブール観光へ出ることに。

日本を出る前に、ターキッシュエアライン主催の無料市内観光ツアー「TourIstanbul ツアーイスタンブール」があることを知り、それに参加することにしました。6時間以上のトランジット時間がある客のために作られた無料ツアーのようです。

荷物は、日本からミラノまで行くことはわかっていたので、手ぶらで入管を出ます。日本人なら、ビザなしで通れるので心配ありません。

到着フロアに出ると、右手にずーっと奥まで歩いていきます。その途中には、たくさんのツアー会社やタクシー運転手に声をかけられますが、全て無視して端まで行きます。

すると、ターキッシュエアラインの窓口があります。その横に、小さな受付があって、そこがツアーイスタンブールの申し込み口です。
事前に、オンラインで申し込みもしていましたので、パスポートを見せ確認してもらって受付完了。オンラインを使わず、現地申し込みでもオッケーです。

滞在時間によって、ツアーもいくつか選べます。私は、前から見たかった「ブルーモスク」へ行けるツアーを選択。これも、曜日によってツアー内容が変わるので、参加してみたい方はネットで確認しておくと良いです。

https://www.turkishairlines.com/ja-jp/flights/fly-different/touristanbul/

歴史を学ぶツアーにも惹かれたのですが、今回は「ブルーモスク見たい!」と思い、終日ツアーに参加。8時半頃に受付前に集合し、バスで市街地へ移動。

いろんな国の人が参加していましたが(総勢15名ほど)、日本人は私一人でした。

空港までの往復無料バス送迎に、ツアーガイド(英語)、朝食と昼食、市場での買い物時間などもついて無料。これすごいです。

予定外の長時間トランジットになった代わりに、人生初のトルコ観光ができたので結果オーライです。ブルーモスクにも感動し、妻への土産も見つけ、めちゃくちゃ楽しい時間でした。
いつか、ゆっくり時間をとって中東エリアを旅したいですが・・・・それは戦争が終焉してからにします。

18時に空港へ戻っても、そこからさらに数時間待つので、空港内を散策。とにかくでかい空港です。

ツアーで汗かいたので、有料のシャワーを借りてサッパリし、値段にビビりながらジュース飲んだりして過ごし、無事にミラノへ向けて出発。

イスタンブールからミラノは3時間ほど。ミラノへ着くと、友人2人が待っていてくれました。この時すでに0時半・・・ここから車で約2時間でジェノバへ。

友人の住むアパートの隣の部屋に宿泊。どうやらここの住人が、海外へ行っているため貸し出していたそうです。流石に真っ暗で外がよく見えません。

ぐったりなので、いつ寝たかわかりませんが気づいたら朝でした。
いやーこれはめちゃくちゃいい。目の前はリグーリア海!!青い空と海、ジェノバらしい家々・・・日本じゃないですね。

隣の友人宅へ行き、一緒に朝食。
そこで、なぜ飛行機が急にキャンセルになったのか、その理由を知りました。

イタリア側の職員たちによるストライキがあったそうです。
そのため24時間全てストップ・・・・
そうか、そういう理由ね。
最初は、戦争の影響かなんかかと思ってましたが、ストライキね。
どうなるかと思ったけど、トルコ観光もできたし、色々面白い体験ができたので良しとしますよ。

ジェノバでは、一番古い生徒さんたちへのレッスンをメインに、2か所の武術道場、指圧学校、マッサージ学校を周ってきました。
武術道場では、武術の技の威力を上げるための鍛錬法の伝授。
それ以外では、治療技術と、治療レベルをアップさせるための訓練法の伝授。
あとは、希望者への治療と臨床見学。

みっちり働いてきました。

今回は、特に観光はいらないと言いましたが、ジェノバの市場で乾燥ポルチーニを買って帰りたい!!と言ったので、ちゃんと市場へ連れてってくれました。
あとは、お気に入りのバジルペストも購入です。

ジェノバでの全ての仕事を終え、最後の夜は中心メンバーたちとサヨナラパーティー。
ナポリの伝統的なピザを出すというお店へ。
油で揚げる?
そんな感じのピザをいただきました。
相変わらずデカいです。
22時半に食べる量ではありませんね。
1週間程度の旅でしたが、確実に太りました。

帰りもまたイスタンブール経由でした。
帰国前夜に、イスラエル軍によるレバノン地上侵攻のニュースが飛び込んできまして、イタリアでもみんな心配そうでした。

ミラノの空港へ着くと、出管が大混雑。
職員による入場規制が行われていましたが、まぁ無視して勝手に入っていく人続出。
職員さんの怒号が飛びまくっていました。
こういう時に、日本人というのは世界レベルで見れば真面目で大人しいなと感じますね。

そうして、「アメリカ人とイスラエル人は別のゲートへ」というようなアナウンスがありました。
この混雑は、おそらく前夜から始まった地上侵攻の影響だろうと思いました。

とりあえず飛行機は無事にイスタンブールへ到着し、イスタンブール空港も平和でした。
その後、定刻で日本へ向けて飛び立ち、無事に帰国できました。

 

イタリアのメンバーは、本当に親切で、私のために親身になって動いてくれます。
感謝しかありません。
私ができる恩返しは、ただ知識と技術を教えることしかありませんので、中心メンバーたちには他では教えない内容も教えていきます。


これで2024年の海外出張は終わりです。
2025年は、イタリアから生徒たちが来るかもしれません。
お互い行ったり来たりできればいいですね。

イタリア
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