ポーランド人、漢方医学の短期研修

7月12日に、ポーランドのワルシャワから、研修生のセバスチャンが来日。

2017年の7月。
ポーランドのオスカーから、
「日本を旅している若者が、鍼を学びたくてヒロシに会いたいと言っている」
と連絡が入り、そこで初めて会いました。

同年の9月。
グディニャでの鍼灸セミナーに、ワルシャワからやってきたセバスチャンと再会。

その後、彼は理学療法士の資格を得るために学校へ通いながら、オスカーのクリニック(理学療法と鍼灸)で勉強を開始。

2018年7月。
再び来日したセバスチャンと合流。
このときは、指圧を学ぶヨアンナと一緒に来日し、同時期に来日していたジェノバのレナートとも合流して、みんなで漢方医学の勉強と実習をしました。

そうして2019年7月。

今までは、数日だけのワンデイセミナーだけでしたが、今年は1ヶ月以上滞在しながら、基礎からみっちりびたい!とやってきました。

12日に来日し、その日の午後に自由が丘の和氣香風で再会。
少しだけ勉強のおさらいをし、翌日から僕は大阪出張へ。

15日から、漢方医学の基礎理論、道家医学の概念、日本で発達した漢方医学の歴史、鍼と灸の基礎実技、気功、武術などの実習を開始しました。

鍼とは?
漢方医学とは?
鍼の構え
鍼を打つ
脈診と腹診の基礎
按腹
治療のポイント
気功の築基功
武術と活法

だいたい、こんな内容を教えながら、知識と技術を深めていきます。

患者さんが来られるときは、患者さんのオッケーがでた場合のみ、彼に臨床見学を許しています。

お盆は、信州方面へ人に会いに行くそうで、それ以外の期間は、ほぼ僕と一緒に勉強と修行です。

僕が気功などを学ぶ、中国人老師の特別夏期講習が8月にあるのですが、セバスチャンもそれに参加予定です。

言葉は分からなくても、空気を感じたいというので、参加許可を頂きました。

彼は、ワルシャワで理学療法とカイロプラクティック、それと鍼灸を駆使したクリニックをオープンさせるそうです。

いずれ遊びに行きたいですね!

今年の秋口は、外国人鍼灸師たちから、数件の講習依頼を頂いています。
10月末は、またジェノバに招かれてセミナーをするかも知れません。

また、年末からは、日本へ留学に来るウクライナ人も勉強にやって来るかも知れません。

最近では、外国人からの治療依頼や、漢方相談の依頼もよく入ります。

ますます、国際色豊かになってきました。

頑張ります!!